超高速開発 ローコード開発とは
ローコード開発とは、アプリケーション開発を行う際に、ゼロからプログラミングを行なわず既存の部品を組み合わせる操作を用いることで、短期間でシステム開発を実現する手法です。
当社ではローコード開発ツールを用いたプログラム自動生成による高速開発や、ローコード開発プラットフォームを用いた高速開発かつ迅速な運用開始により、ビジネス環境の変化に柔軟に対応したシステム構築をご提案します。
また、システム要件を満たせない部分は弊社にて開発を請け負うなど、細やかなニーズにもお応えいたします。
ローコード開発の特徴
システム開発でこんな課題を抱えていませんか
☑ 自社メンバーで内製化したい
☑ ローコード開発で設計・開発作業を効率化したい
☑ 大規模な基幹システムをWeb化(モダナイゼーション)したい
☑ 基盤を持たずに素早く運用を開始したい
☑ アジャイル開発でシステム化をスモールスタートし、拡張していきたい
当社支援と「ローコード開発ツール」,「ローコード開発プラットフォーム」の活用により、課題を解決します。
スクラッチシステム開発とローコード開発の違い
ローコード開発では、視覚的な記述の仕様策定、プログラムの自動生成などにより、工程を省略または自動化できます。これにより、開発期間の短縮や、単純ミスのない高品質なコードで安定したシステム開発が可能となります。
ローコード開発では、視覚的な記述の仕様策定、プログラムの自動生成などにより、工程を省略または自動化できます。
これにより、開発期間の短縮や、単純ミスのない高品質なコードで安定したシステム開発が可能となります。
開発方法特徴比較
要望 | ローコード開発ツール | ローコード開発プラットフォーム | スクラッチ開発 | |
---|---|---|---|---|
自社メンバーで内製化したい | ◎ コーディング不要 |
○
JavaScriptで コーディング |
× Javaで コーディング |
ローコード開発ツールには、標準機能であればグラフィカルに部品を配置して必要な設計情報を定義するだけでコーディングを行わずにJavaベースのWebアプリケーションを作成できるものがある。 |
ローコード開発で設計・開発作業を効率化したい | ◎ 設計書自動生成 ローコードで開発 |
○ ローコードで開発 |
△ 技術者が必要 |
ローコード開発は、効率よく一定の品質でプログラムを作成することができる。 ローコード開発ツールには、設計書を自動で生成できるものがある。 |
大規模な基幹システムをWeb化(モダナイゼーション)したい | ◎ 利用料が一定 |
△ 利用料が高額 |
△ 開発が大変 |
ローコード開発ツールには、開発作業のみライセンスが必要で生成されたWebアプリケーションに利用料がかからないものがある。 |
基盤を持たずに素早く運用を開始したい | ○ 基盤の準備が必要 |
◎ 基盤の準備が不要 |
× 基盤の準備が必要 開発が大変 |
ローコード開発プラットフォームであれば、基盤の準備が不要ですぐに運用が開始できる。 |
アジャイル開発でシステム化を少しずつ実現・拡張していきたい | ○ 早く始められる すぐに直せる |
◎ 最も早く始められる すぐに直せる |
△ 準備が大変 |
ローコード開発プラットフォームは、最も早く動く画面を作ったり直したりすることができる。 ローコード開発ツールも開発をすぐに始めることができ、すぐに直したものを確認することができる。 |
自社業務を最大限活かせるようにデジタル化したい | △ Javaを用いれば 自由に作れる |
○ 業務ロジックは 自由に作れる |
◎ 最も自由に作れる |
ローコード開発プラットフォームには、修得が容易で一般的なJavaScriptで自由に業務ロジックを記述できるものがある。 |
ローコード/超高速開発ツール「WebPerformer」について
WebPerformerは、Webシステムを素早く開発できるローコード開発プラットフォームです。
直感的な開発、素早いリリース、自動生成による品質の均一化などにより開発期間が短縮でき、システムを利用するお客さまとシステムを開発するIDとの共創型開発を実現し、ビジネス環境の変化にも柔軟に対応したシステム構築が可能となります。
<WebPerformer機能>
- 設計からテストまで強力にサポート
- 直感的に操作できる開発画面
- 設計書出力
- PC・モバイルともに操作性の高いWebアプリケーション
- Web Componentsを組み合わせた柔軟な拡張開発
- 外部連携機能
- WebPerformer Cloudとの組み合わせにより、ニアショア開発も可能
ローコード開発ツールの利用で解決できる課題
☑ 自社メンバーで内製化したい
☑ ローコード開発で設計・開発作業を効率化したい
☑ 大規模な基幹システムをWeb化(モダナイゼーション)したい
☑ 基盤を持たずに素早く運用を開始したい
☑ アジャイル開発でシステム化をスモールスタートし、拡張していきたい
ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」について
WebPerformer-NXは、「攻めのIT投資」を支えるローコード開発プラットフォームです。
ローコード開発の特徴である直感的な開発、素早いリリース、自動生成による品質の均一化などにより開発期間が短縮できる上、開発環境・実行環境の用意が不要となることでより素早くシステムを運用開始できます。さらに、お客さまとシステムを開発するIDとの共創型開発や内製化を実現し、ビジネス環境の変化にも柔軟に対応したシステム構築が可能となります。
<WebPerformer-NX機能>
- ローコード開発、開発環境、運用環境が一体になったサービス
- 直感的に操作できる開発画面
- PC・モバイルともに操作性の高いWebアプリケーション
- 画面はUI、業務ロジックはJavaScriptで記述
- 外部連携機能
- SVF Cloud(別途契約)との連携により帳票出力を安価で実現
ローコード開発プラットフォームの利用で解決できる課題
☑ 基盤を持たずに素早く運用を開始したい
☑ アジャイル開発でシステム化を少しずつ実現・拡張していきたい
☑ 自社業務を最大限活かせるようにデジタル化したい
☑ 自社メンバーで内製化したい
☑ ローコード開発で設計・開発作業を効率化したい
ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」によるサービスの内容
IDグループは、DX時代における「攻めのIT投資」を実現するため、ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」の導入検討から支援いたします。
また、必要な初期開発は弊社で実施することで素早く運用を開始することができ、その後のシステム改良や内製化についても支援いたします。
ローコード開発ツール「WebPerformer」とローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」の違い
比較要素 | WebPerformer-NX | WebPerformer | スクラッチ開発 | |
---|---|---|---|---|
開発ライセンス金額 | ◎ 無~ |
△ 中 |
◎ 無~ |
WebPerformer-NXはプラットフォーム利用に費用が掛かるが開発ライセンスは無料 |
本番ライセンス金額 | △ 中 |
◎ 無~ |
◎ 無~ |
WebPerformer-NXは利用ユーザ数、リクエスト数などで利用料(プラン)が決まるが、WebPerformerは自動生成ツールであり、生成されたプログラムの本番利用は無料 |
コーディング量 | △ 中 |
◎ 低 |
× 大 |
WebPerformerは標準機能であれば定義のみでプログラムが自動生成されるが、WebPerformer-NXはボタンアクションなどでJavaScriptによるコーディングが必要 |
仕様の柔軟性 | △ 中 |
△ 中 |
◎ 高 |
WebPerformerは拡張機能を用いることで細かな要件にも対応可能。WebPerformer-NXは複雑な業務ロジックもJavaScriptのコーディングで対応可能 |
拡張機能のハードル | ◎ 低 |
△ 中 |
× 高 |
WebPerformer-NXは複雑な業務ロジックをJavaScriptを用いて手軽に作成できるが、WebPerformerはJavaなどを用いた本格的なコーディングが必要 |
開発環境整備時間 | ◎ 早 |
◎ 早 |
× 遅 |
WebPerformerはローカルPCに素早く開発用の実行環境を構築可能だが、WebPerformer-NXはライセンスを取得したタイミングから開発環境を利用可能 |
運用開始時間 | ◎ 早 |
△ 中 |
× 遅 |
WebPerformer-NXはライセンスを取得したタイミングから運用環境を利用可能 |
ローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」は、ローコード開発ツール「WebPerformer」と比較すると開発環境・運用環境に対する設計や導入作業が不要となるため素早く運用を開始できるメリットがあります。そのため、特に小規模からの新規ビジネス立ち上げやアジャイル開発による攻めのIT投資を行う場合に向いています。
逆に、利用ユーザ数やリクエスト数によって利用料(プラン)が変わるため、大規模な基幹システムの再構築(モダナイゼーション)においては開発ライセンスのみで超高速なローコード開発ができる「WebPerformer」の方が優位性が高い場合があります。
ローコード開発で注意すべきポイント
ローコード開発ツールでは「内製化できます。自分たちでシステムを作れるようになります」というキーワードがよく出てきますが、このキーワードには注意が必要です。
実際は、ローコード開発にもそれなりの知識が必要とされます。
IDグループは、コンサルティング業務からシステム開発・運用、サイバーセキュリティに至るまで、すべてのIT領域において幅広くサービスを提供してきました。
これらの既存サービスとローコード/超高速開発ツール「WebPerformer」やローコード開発プラットフォーム「WebPerformer-NX」などのアドバンスト・テクノロジーを組み合わせることで、より付加価値の高いUP-Gradeされたビジネスモデルを提供し、お客さまのDXを支援してまいります。
導入事例
<CASE 01>
スクラッチ開発と比べ、開発期間とコストを大幅にダウン
ドキュメントの自動生成機能で、仕様変更時の手戻りも削減
- 業種:
- エネルギー業界
- プロジェクト概要:
- 作業工程を管理している既存システムの拡張
- 既存システム概要:
- Javaベースのサーバサイドシステム。COBOLを使ったレガシーシステムとの連携もある
- ローコード適用箇所:
- 既存システムの画面部分はWebPerformerで刷新。新規に拡張する部分は、全てWebPerformerを用いて開発。
- 開発ポイント:
- ☑ 既存データをWebPerformerで扱いやすい形に最適化。
☑ 標準機能では実現できない要件への対応方法を提案。
☑ 複雑なデータ処理に必要なSQLへの対応。
<CASE 02>
開発にかかる期間やコストが大幅にダウン
初期段階から実際に動作する画面を提供し、円滑にプロジェクトを推進
- 業種:
- 保険業界
- プロジェクト概要:
- 既存システムを再構築し、オンプレミスからクラウド環境に移行
- 既存システム概要:
- Javaベースのサーバサイドシステム。COBOLを使ったレガシーシステムとの連携もある
- ローコード適用箇所:
- Webシステム全てをWebPerformerで開発
- 開発ポイント:
- ☑ データをオンプレミスDB2からクラウドに特化したデータサービスに移行
☑ COBOLで作成されたレガシーシステムとの連携も実現
☑ 標準機能では実現できない要件への対応
☑ WebPerformerにて無理のないローコード開発の実現