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画像生成AIでキャラクターを作ってみる version 2

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株式会社IDデータセンターマネジメント
ICTサービス第5部
テクニカルスペシャリスト 水谷 知彦顔写真

IDデータセンターマネジメント所属テクニカルスペシャリスト水谷です。
 
お正月にテレビを見ていると、大手携帯電話会社の生成AIを利用したアニメーションのCMをよく目にしました。
 
過去に撮影された映像から生成AIを利用して作成されていると思われますが、初めて見たときはあまりのクオリティの高さにテレビに釘付けになってしまいました。
私が思っているより遥かに早く、生成AIの活用は進んでいるようです。
 
さて、今回のコラムでは、以前のコラム「画像生成AIでキャラクターを作ってみる」でも触れた画像生成AIについて、もっと踏み込んで触れていきたいと思います。
 
前回のチャレンジでは、なんとなく残念な画像(イメージキャラクター)しか作成できなかったため、今回のチャレンジで、どれぐらいクオリティの高いイメージキャラクターを作成できるようになっているか見ていただけると幸いです。

DALL・Eを用いての画像作成

それでは、画像生成AIを起動したいと思います。
既に多くの方がご存知かと思いますが、ChatGPT有料版の機能に画像生成AI機能が追加されています。
今回のコラムではこちらを利用して画像を作成していきます。
 
ChatGPTにログインして、表示されたメニューからGPT-4を選択します。
メニューの表示にあるDALL・Eが画像生成AIの機能になります。

ChatGPT画像

箇条書きでプロンプト入力

ここから、ChatGPTお馴染みのプロンプト入力画面で作成したい画像の情報を入力していくのですが、ザックリとした情報だけだと前回の私の様にイメージしていた画像と若干ずれたものが作成されてしまう可能性が高くなってしまいます。
 
プロンプトに具体的な情報を入力する必要があるのですが、文章で入力しようとすると、なかなか難易度が高いものになってしまいます。そこで、生成AIを利用した文章の作成などでも利用されている箇条書きで条件を指定する方法を使っていきたいと思います。
 
箇条書きで指定する条件ですが、ネットを利用して情報を集めていると専門的な内容や、選択肢がありすぎてなかなか絞り込むことができません。
 
今回は、一般人でも分かりやすい条件、少な目の項目、スモールスタートで作成してみたいと思います。
人間のイラストレータの方にお願いしたら嫌な顔をされそうな素人丸出しの条件でも、生成AIは嫌な顔ひとつせず条件を受け入れて数秒でイラストを作成してくれます。

実行結果1

生成イラスト
イラストが作成されました。
 
作成されたイラストは、言い過ぎかもしれませんが、ウェブサイト、ポスター、パンフレットなどの素材として十分利用可能なものに見えます。
今回はここで満足せず、さらに条件を追加、変更して自分が考えるイラストのイメージに近づけていきたいと思います。

実行結果2

生成イラスト猫
また素晴らしいイラストが作成されました。背景に写っている建築物が塔から寺院に変更されているので、建築物を固定したい場合は条件で指定する必要がありそうです。
この様に条件を細かく指定するほど、より自分が考えるイメージに近い画像を作成することが可能になります。

弊社の新イメージキャラクター作成

さてここから前回のチャレンジでは微妙な結果しか残せなかった、弊社の新イメージキャラクターを作成していきたいと思います。

実行結果1

マナティーキャラクター画像例
なかなか希望に満ちたマナティのイメージキャラクターが作成されました。
もう少し条件を追加してみましょう。

実行結果2

マナティーキャラクター画像例2
イメージキャラクターにマナティを選んでいるせいか全体的に太めです。
もっとスマートにしたいと思います。

実行結果3

マナティーキャラクター画像例3
スマートで強そうなマナティになってしまいました。
私のプロンプト能力では限界が見えてきましたので、某大手企業の力を借りたいと思います。

実行結果4

マナティーキャラクター画像例4
ロゴの英語は少し修正が必要ですが、素晴らしいキャラクターが作成されました。
 
弊社のイメージキャラクターとして今日からでも使えるクオリティです。
実際そのまま使うと色々な方面から怒られる可能性が高いですが…

カスタム設定やテンプレート機能の活用


前回のチャレンジと比較して、よりクオリティの高いイメージキャラクターを作成できるようになっているかと思われます。
この様に生成AIはプロンプトに入力する内容を工夫することで、求める回答の精度を上げることができます。
 
ただ、毎回プロンプトに入力する内容を一から考えるのは面倒であるため、解決策として求めたい回答を簡単に高い精度で得られるよう、カスタム設定やテンプレートの機能が提供されています。
プロンプトの入力に迷ったら、一度こちらの機能を利用してみることをお勧めします。
 
ChatGPTでは、左上のメニュー「GPTを検索する」からカスタム設定を表示できます。
用途別に作成されたカスタム設定から、自分好みのカスタム設定を見つけるのも楽しいかもしれません。
 
また、弊社の提供している対話型AI「ID AIコンシェルジュ」のサービスでは、豊富なテンプレート機能が提供されております。ぜひご活用いただければと思います。

まとめ

最後に、ChatGPTでは写真の作成は禁止されていますが、生成AIを利用すれば実際には存在しない写真を作成することも可能です。
最近も話題になりましたが、SNSなどで流れてくるフェイクニュースには十分気を付けていただければと思います。
 
最後までコラムをお読みいただきありがとうございました。
それではまた次のコラムでお会いしましょう。
生成イラスト猫


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水谷 知彦

株式会社IDデータセンターマネジメント テクニカルスペシャリスト

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